6月 時事展示『紫式部を読んじゃおう~古典に親しむ~』
平安時代の女性作家で、世界でいちばん古い長編小説のひとつといわれる『源氏物語』の作者として知られる紫式部。
紫式部の父・藤原為時は学者として有名な人で、紫式部も子どものころから勉強好きだったようです。
時期の大河の主役にも抜擢され、今や注目の人物。図書館も大河より一足先に紫式部に注目です。
- 「光と陰の紫式部」 三田 誠広/著 作品社
- 幼くして安倍晴明の弟子となり卓抜な能力を身に着けた香子=紫式部。親政の回復と荘園整理を目指し、4人の娘を4代の天皇の中宮とし、皇子を天皇に据えて権勢を極める藤原道長と繰り広げられる宿縁の確執を描く長篇小説。
- 「新編人生はあはれなり…紫式部日記」 小迎 裕美子/著 赤間 恵都子/監修 KADOKAWA
- 社交的じゃない、人から嫌われたくない、今すぐ出家したい…。平安系絶望女子である「源氏物語」の作者・紫式部が超ネガティブな日常を綴った日記をマンガで紹介する。巻末に原文付き。
- 「じっくり見たい『源氏物語絵巻』」 佐野 みどり/著 小学館
- 「源氏物語絵巻」の可憐で装飾的な画面に秘められた物語の心情、その象徴性に注目し、王朝貴族のみやびな生活、人々の愛と悲しみ、別れ、嫉妬を読みとく。国宝の絵巻すべてを実物大で紹介。
5月~6月 作家展示 『佐藤 愛子』
小説のほかにも、身の回りの人物や事件をユーモラスに描いたエッセイを多数執筆された佐藤愛子さんの本を集めました。
- 『血脈 上』 佐藤 愛子/著 東京:文芸春秋
- それは大正4年秋、当代随一の人気作家・佐藤紅緑の狂恋から始まった-。生きようとする情熱ゆえに欲望と情念に引きずられる一族、佐藤家の人びとの凄絶な生の姿を描く。
- 『冥界からの電話』 佐藤 愛子/著 東京:新潮社
- ある日、死んだはずの少女から電話がかかってきた-。数々の超常現象に見舞われてきた著者が巻き込まれた不思議な出来事とは。実体験から伝える渾身のメッセージ。
- 『神さまのお恵み』 佐藤 愛子/著 東京:PHP研究所
- 目に見えぬ者は私の気力を沮喪させ、もはや肉体も疲労困憊である。しかしここで負けてはならぬのだ。ここで立ち上らないと、そのまま私は気が狂ってしまうだろう…。これでもかと押し寄せる、世にも奇怪な物語。
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