今年は午年。馬だけでなく、駆け抜ける人や物の本を集めました。
北海道の小さな牧場が生んだ競走馬キタノアカリ。無敗のGⅠ挑戦に、町全体がそわそわ、大騒ぎ。陰で笑われやっかまれ、肩身が狭くなろうとも、牧場主の灯野摂男はダービー制覇の夢を見続ける…。
長距離選手として将来を期待されていた眞家早馬は、大けがのリハビリ中に、調理実習部の都と出会い、料理に没頭。早馬が戻るのを待つ仲間たちの気持ちを裏切り、競技からの引退を宣言する。そんな中、駅伝大会がスタートし…。
死と隣り合わせのカーレースに、人はなぜ惹かれるのか。謀略の季節である1938年、パリ。スパイ戦に巻き込まれながらも、レーサーへの道をひた走る華族出身の日本人青年。冒険小説超大作。
日本推理作家協会賞・日本冒険小説協会大賞
げんきにとびまわって、さむい冬をわらいとばそう!
さむいさむい冬がきました。なのにはりねずみのトゲトゲのうちでは、ストーブがこわれて暖かくなりません。そこにりすのクルミワリがやってきました。ふたりは体をよせあって寝ることにしましたが…。
「ゆきだるまくん、あとであたまをつくってあげるね」 そういって、たろうちゃんはおひるごはんをたべにいっちゃった。ぼく、はやく、あたまがほしいなあ。そこでゆきだるまくんは、いろんなものをじぶんのうえにのせて、あたまをつくってみますが…。
むかしむかし、ふぶきのよる、ななつになるむすこは、おそろしくもうつくしいあねさまとであう。であったことを、けっしてひとにかたってはならない。ひとにかたれば、いのちはない-。そのやくそくをまもってくらしていたむすこだが。